正月明けからの胃痛・ムカムカ‥。機能性ディスペプシアとは
お正月明け、1月4日・5日続けて夜に嘔吐。おせち料理の食べ過ぎかなーと思ってましたが、1週間たってもムカムカが治まらず病院に行ったところ、機能性ディスペプシアだろう、とのことでした。
機能性ディスペプシアとはどんな病気でしょうか。そして治療法はあるのでしょうか。
私の症状(時系列)
◆1月4日(金)
夜、吐き気で眠れず。嘔吐したらすっきりして眠れる。
◆1月5日(土)
またもや夜吐き気。嘔吐後、市販の胃薬を飲んで眠る。
◆1月6日(日)~10日(木)
夜の嘔吐はなくなったものの、毎日夜になると船酔いのようなムカムカが。
毎朝、起床時に胃もたれ。時々みぞおちあたりがちくちく痛む。物を食べると症状が落ち着く。
◆1月11日(金)
夜、またもや吐き気。(嘔吐はなし)
明日病院に行こうと決める。
◆1月12日(土)
病院へ。
病院選定
病院に行こう!と決めたら、以下の条件で病院を検索しました。
・なるべく家の近く
・内視鏡検査で鎮静剤を使用してくれる。
病院での問診と診断
午前中病院へ。先生との問診は以下。
(病院の受付票に前述の症状を記載。それを見ながら)
先生「吐き気がすると。便は?色、固さ、回数とか変化ありますか。」
→いつも通りです。
先生「1日1回便通はありますか。」
→はい、あります。
先生「ピロリ菌の検査をしたことはありますか?」
→ないと思います。
先生「最後に胃の検査をしたのは?」
→この前の11月に人間ドックで内視鏡受けました。毎年受けてます。きれいなもんだと言われました。
先生「何かストレスはありますか?環境が変わったとか」
→うーん、特にないです。
上記のようなやりとりによる先生の診断は「機能性ディスペプシアの可能性」。
吐き気は逆流性食道炎によるものでしょう、と。
機能性ディスペプシアとは
主な症状
・もたれ感
・早期飽満感(ちょっと食べるとすぐにお腹いっぱいになる)
・みぞおちの痛み
・みぞおちの灼熱感(熱を持ったような不快な症状)
注:胃がんでも似た症状があるとのことなので、上記症状=機能性ディスペプシアとは限りません。思い当たる症状がある場合は必ず病院に行きましょう。
原因
・胃の運動異常、知覚過敏、胃酸過多
・生活習慣(脂肪分の多い食品、コーヒー、アルコール等の取りすぎ、不規則な生活)
・ストレス
治療方法
生活習慣の改善
・規則正しい食事、睡眠
・適度な運動
食生活の見直し
・3度の食事を規則正しく食べる
・よく噛んで、ゆっくりと。一度に食べ過ぎないように
・食品や調理法に気を配る
脂肪分が少ない、煮る・蒸す・茹でる調理法が好ましい。
〈注意すべき食品〉
脂肪分が多いもの、炭酸飲料、胡椒、マヨネーズ、多量のスパイス、コーヒー、柑橘類、チョコレートなど
薬物療法
胃の動きを改善する薬で治療。
今回私は以下の薬を処方してもらいました。
・ランソプラゾールOD錠 15mg「サワイ」
効能:胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃酸の逆流による食道の改善する、他の薬と併用してヘリコバクター、ピロリ菌の除去に用いられる。
・トリメブチンマレイン酸塩錠100mg「サワイ」
効能:消化管の運動を整え、吐き気や腹痛、お腹の張りなどの症状を改善し便通を整える。
効能:胃炎、胃痛、胃もたれ、胃下垂、消化不良、食欲不振、嘔吐などの症状を改善する漢方薬。
今後
処方された薬を飲んで様子みて、薬を服用しても症状が改善されない場合は胃の内視鏡検査をしましょう、ということになりました。
まとめ
薬を飲んでだいぶ症状が良くなったように思います。このまましばらく様子をみてみます。
繰り返しになりますが、上記症状=機能性ディスペプシアとは限りませんので、思い当たる症状がある場合は必ず病院に行ってくださいね。
※本記事の一部は、病院からもらった冊子(ゼリア製薬、アステラス製薬発行)を参考にしました。